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「これからはスワイプ型LPの時代だ」「CVR(成約率)が2倍になる」 Web制作会社や広告代理店から、このような提案を受けたことはありませんか?
TikTokやInstagramの普及により、スマホ画面を横や縦にスワイプして読む形式のLP(ランディングページ)が増えています。流行に乗るべきか、それとも従来の縦長LPを使い続けるべきか。予算の限られた中小企業にとって、この判断ミスは痛手になります。
結論から申し上げます。スワイプ型LPは「特定の業種・商材」では強力な武器になりますが、多くの一般的な中小企業にとっては、導入コストに見合わないケースが多々あります。本記事では、流行に踊らされず、自社にとって最適な選択をするための「メリット・デメリット」と「費用対効果」を解説します 。
まずは、それぞれの特性を整理しましょう。制作会社はメリットばかりを強調しますが、実務担当者が知っておくべきはデメリット(リスク)の方です。
メリット(攻めの側面)
デメリット(守りの側面)
一方で、昔ながらの縦長LPがなくならないのには理由があります。それは「圧倒的な情報量」と「資産性」です。
縦長LPは、ユーザーが自分のペースでスクロールし、興味のない箇所は飛ばし読みできます。また、WordPressなどで構築すれば自社サーバーにデータを置けるため、制作会社との契約を切ってもページは手元に残ります。中小企業が長期的に運用する「資産」としては、普通のLPの方が安全性は高いと言えます。
スワイプ型LPの導入を検討する際、最大の壁となるのがコストパフォーマンスです。 「新しいから高い」のは当然ではありません。その価格差を回収できる勝算があるかを確認する必要があります。
一般的に、スワイプ型LPは専用ツールを使うケースが多く、初期費用の他に「月額利用料(数万円)」がかかることがあります。普通のLPであれば、一度作ればサーバー代(数千円)だけで維持可能です。
この差額(約35万円)分以上の利益を、スワイプ型にするだけで上乗せできるでしょうか?もし自信がないなら、その予算で「普通のLP」の商品写真をプロに撮り直してもらう方が、確実に売上アップに繋がります。
営業担当者は「CVRが劇的に改善した事例」を見せてくるでしょう。しかし、それは「たまたまその商材が若者向けだった」「広告媒体がTikTokだった」という、特殊な条件下での成功(N=1)かもしれません。
御社の商材がBtoB(対企業)であったり、ターゲット層が40代以上であったりする場合、スワイプ操作自体が面倒がられ、逆効果になる可能性すらあります。「他社でうまくいった」ではなく「自社の顧客層に合うか」だけで判断してください。
ここまでの比較を踏まえ、導入のGoサインを判断するための基準を提示します。
最後に、もし社長や業者からスワイプ型LPの導入を強く勧められた際に、冷静に判断するためのチェックリストを用意しました。このリストをコピーして、会議資料や返信メールに貼り付けて使用してください。これらに合理的な回答が得られない場合、導入は見送るのが賢明です。