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「ホームページを作れば、自動的に集客ができる」 「SEO対策込みで30万円。お買い得ですよ」
もしあなたが、営業マンのこの言葉を信じてハンコを押そうとしているなら、少し待ってください。その30万円、ドブに捨てることになるかもしれません。
多くの経営者が「プロに頼めば検索順位が上がる」と誤解しています。しかし、業界の裏側を知る人間からすれば、多くの制作会社が言う「SEO対策」と、あなたが期待する「売上の上がるSEO」には、天と地ほどの差があります。
この記事では、まず「そもそもSEOとは具体的に何か?」を解説し、その上で「SEOに強いホームページ制作会社」を瞬時に見抜くための「たった一つの質問」を最初にお伝えします。
「SEOに強いホームページ制作」を謳う会社は多いですが、そもそもSEOとは何でしょうか。 技術的な話だと思われがちですが、本質はもっとシンプルです。
SEO(Search Engine Optimization)の究極の目的は、「検索したユーザーの問いに対して、世界で一番わかりやすい答えを用意すること」です。
Googleの使命は、検索したユーザーを満足させることです。 例えば、「腰痛 治し方」と検索した人に対し、Googleは「腰痛が治る見込みのある、信頼できる整骨院や治療法」を上位に表示したいと考えます。
つまり、「SEOに強い」とは、小手先のテクニックを使っている状態ではなく、「ユーザーにとって有益な情報が、Googleに伝わる形で設計されている状態」を指します。
これを理解した上で、制作会社の実力を測る必要があります。
お待たせしました。口のうまい営業マンから「本物の実力者」を見抜くための、最強の質問を伝授します。 商談の際、相手の目を見てこう聞いてください。
質問:「私が意識している競合の〇〇社に、SEOで勝てますか?」
あなたが実際に「負けている」と感じる競合(資金力があり、検索順位も高い会社)を名指ししてください。 「SEOに強いホームページ制作」を掲げる会社であれば、この質問への回答でレベルが完全に露呈します。
「任せてください!ウチの独自技術なら余裕です!」 これは最も危険な信号です。相手(競合)のサイト構造やドメインパワー(サイトの強さ)も分析せずに安請け合いするのはSEOを知らない素人か、契約だけが目的の詐欺的業者です。即座にお帰りいただきましょう。
「正面突破は難しいですが、〇〇社が対策していないこの『ニッチな悩み系キーワード』なら勝機があります」 これは信頼できます。「勝てる場所」と「勝てない場所」を理解している証拠です。
ここであなたが、「そのキーワード、検索する人いるの?」とツッコミを入れ、検索ボリュームなどのデータをもとに「成約率は高い」と説明できれば本物です。
「今の御社の予算とリソースでは、SEOで〇〇社に勝つのは無理です。まずは広告やチラシを使って即効性を狙いましょう」 実は、これが最も信頼できる回答であるケースが多いです。
SEOは「相対評価」です。ライバルが強すぎる場合、同じ土俵で戦わないという判断こそが「プロの戦略」だからです。
なぜ、上記のような質問が必要なのでしょうか? それは、制作会社とあなたの間に、致命的な「SEOに対する認識のズレ(グラデーション)」があるからです。
世の中にあるWEB制作会社の多くは、「人を集める(マーケティング)」プロではなく、「きれいな箱(サイト)」を作るデザインのプロです。彼らが言う「SEO対策込み」の正体は以下の通りです。
これらは、家を建てた時に「表札を出しておきました」というレベルの話です。作業時間は30分程度。もちろん必須ですが、これだけで競合に勝って売上が上がることは、万に一つもありえません。
これらの対策はほぼすべてのサイトで導入されているので一切差別化できていません。
これは本来「WEBコンサルティング」の領域であり、制作費とは別に月額数十万円の予算が必要な作業です。「制作費30万円でSEOもやります」というのは、構造的に不可能なのです。
「絶対に1位にします」「順位が上がらなければ0円です」 一見リスクがないように聞こえる「成果報酬型SEO」も、警戒すべき地雷です。
あなたの目的は「売上」ですが、業者の目的は「順位条件をクリアして請求書を送ること」です。 悪質な業者は、「新宿 運送業 親切 丁寧 2tトラック」のような、月間で誰も検索しないキーワードで1位を取り、「約束通り1位になりました」と言い張ります。
誰も見ていない看板を砂漠の真ん中に立てて、高額な成功報酬を請求されるようなものです。
結局のところ、月額数万円で魔法のように売上を上げてくれる業者は存在しません。もし本気でWEB集客を成功させたいなら、業者選びの方法を根本から変える必要があります。
「ホームページ制作 東京」などで検索して出てくる会社や、テレアポをしてくる会社は、あくまで「営業がうまい会社」です。あなたの業界を理解しているとは限りません。
あなたの商圏とは被らないエリア(隣の県など)で、「地域名 + 業種」で検索し、上位に出ている中小企業を見つけてください。そして、その会社に電話してこう聞くのです。 「御社のサイト、すごく検索で見つけやすくて勉強になります。差し支えなければ、どこの制作会社にお願いしているか教えていただけませんか?」 同業者からの紹介ほど確実なものはありません。
「制作会社」を紹介してもらうのではなく、「WEBで売上を上げている社長」に紹介してもらってください。成果を出している社長は、必ず優秀なパートナーを持っています。
自社のノウハウを隠さずYouTubeなどで発信している会社は、実力に自信があります。また、自社サイト自体がしっかり作り込まれているかも重要です。「紺屋の白袴(自分のことは構わない)」と言い訳するWEB会社に、他人の集客ができるはずがありません。
費用は高いかもしれませんが、安物買いの銭失いになる確率は格段に下がります。
SEOは魔法ではありません。地道な積み重ねです。 「丸投げすれば楽に儲かる」という下心を捨てない限り、あなたはいつまでもカモられ続けます。まずは、あなた自身が「自社の勝ち筋」を考えることから始めてください。